米国の一地方都市で特許事務所を経営する米国パテントエージェント兼日本弁理士が日々の業務で体験した事、感じた事を綴っています。

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AIA:米国特許出願の出願人適格

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米国特許法改正法(AIA: America Invents Act)において、出願人の主体要件に関する条文(35U.S.C.118:米国特許法118条)が改定された。法改正後の35U.S.C.118は2012年9月16日以降の米国特許出願について有効となっている。従来、米国においては、発明者のみが特許出願の出願人となり得たが、改正後の35U.S.C.118によれば、発明者だけでなく、発明の譲受人(例えば会社等の法人)も、米国特許出願の出願人になることができるようになった。

改正前、改正後の35U.S.C.118(原文及び日本語訳)は以下の通り。

(改正後条文の原文) 35 U.S.C. 118 Filing by other than inventor
A person to whom the inventor has assigned or is under an obligation to assign the invention may make an application for patent. A person who otherwise shows sufficient proprietary interest in the matter may make an application for patent on behalf of and as agent for the inventor on proof of the pertinent facts and a showing that such action is appropriate to preserve the rights of the parties. If the Director grants a patent on an application filed under this section by a person other than the inventor, the patent shall be granted to the real party in interest and upon such notice to the inventor as the Director considers to be sufficient.

(改正後条文の日本語訳)米国特許法第118条  発明者以外の者による出願
発明者から発明を譲り受けたか又は譲渡する義務を負わせている者は、特許出願を行うことができる。また、当該発明の所有権について十分な権原を有することを示した者は、適切な事実の証拠と、その行為が発明者およびその者の権利を保護するために適切である事の提示とに基づき、発明者に代わりその代理人として特許出願を行うことができる。本条に基づく発明者以外の者による特許出願について長官が特許を付する場合には、当該特許が実質的利益当事者に付与され、発明者に対し、特許が付与するに足ると長官が認める旨が通知される。

(改正前条文の原文)
35 U.S.C. 118 Filing by other than inventor.
Whenever an inventor refuses to execute an application for patent, or cannot be found or reached after diligent effort, a person to whom the inventor has assigned or agreed in writing to assign the invention or who otherwise shows sufficient proprietary interest in the matter justifying such action, may make application for patent on behalf of and as agent for the inventor on proof of the pertinent facts and a showing that such action is necessary to preserve the rights of the parties or to prevent irreparable damage; and the Director may grant a patent to such inventor upon such notice to him as the Director deems sufficient, and on compliance with such regulations as he prescribes.

(改正前条文の原文)米国特許法第118条  発明者以外の者による出願
発明者が特許出願を行うことを拒絶したか、又は、発明者の行方が不明である場合若しくは真摯な努力にもかかわらず連絡が取れない場合には、発明者から発明を譲り受けたか若しくは譲り受ける旨の同意を書面で得ている者、又は、その行為を正当化するに足る当該発明の所有権についての十分な権原を有することを示した者は、適切な事実の証拠と、その行為が発明者およびその者の権利を保護するために必要である事の提示とに基づき、発明者に代わりその代理人として特許出願を行うことができる。長官は、当該発明者に対し、特許を付与するに足るとみなす旨の通知を行う共に、長官が定める規則に従い特許を付与することができる。

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プロフィール

中西康一郎 (Koichiro Nakanishi)

Author:中西康一郎 (Koichiro Nakanishi)
日本の特許事務所、企業知財部勤務の経験を経た後に渡米し、米国の特許法律事務所に8年勤務後、米国テキサス州ヒューストンにおいて、日本企業の米国特許出願代理を専門とする代理人事務所(Nakanishi IP Associates, LLC)を開設しました。2016年5月、事務所を米国カリフォルニア州サクラメントに移転しました。

現在、Nakanishi IP Assocites, LLC 代表

資格:
日本弁理士
米国パテントエージェント

事務所名:Nakanishi IP Associates, LLC
所在地:
6929 Sunrise Blvd. Suite 102D
Citrus Heights, California 95610, USA

Website:
Nakanishi IP Associates, LLC

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